岐阜県美濃加茂市にある『御代桜醸造』さんに伺ってきました。
明治26年創業という老舗の蔵元です。
その老舗を率いるのは若い(30代前半・・?)6代目蔵元、渡辺博栄氏さん。
そして酒作りに向き合う杜氏は酒匂宏明さん(杜氏さんにはぴったりなお名前)
この酒匂さんも若く、酒造業界では若き杜氏として話題の方です。
古い街並を残した、中山道沿いにたたずむ『御代桜醸造』
蔵内を見学させていただきましたが、その凛とした空気が流れる内部は
「作り手とお酒(お米、麹)」が対話する「神聖」な場所だと感じさせるものでした。
そういえば、昔々お酒の仕込みをするのは神事だった・・・
杜氏は白い神主のような衣装でお酒に向き合っていたような・・・などを思い出します。
時が止まったようなしーんとした空間ですが、その中で静かに静かにお酒は育まれて
いくのでしょう。
現在は、製造過程で様々な分析を行われているとのことでしたが、タンク(樽)内の発酵の
状況などを、杜氏が目で見て、香りを確認し、発酵の音を聞く・・・。
作り手の感性と、お酒を育む愛情があってこそ美味しいお酒が生まれてきます。
わたしも大好きなお酒です。大切に味わって楽しみたいですね。
御代桜醸造 http://www.miyozakura.co.jp/