特殊な紙がほしいなと思ったらここ、竹尾見本帖本店。
デザイン画のイメージをもっと膨らませたいなと思ったときは色付きの
紙、目の粗い紙など紙も特別なものを選びます。

ストイックなまでに白い空間に理路整然と紙の見本が並びます。

この数字の並んだ箱の中にいろいろな種類の紙が入っています。
ちょっと村上春樹の『1Q84』を連想してしまいますね。

竹尾　見本帖本店
東京都千代田区神田錦町3-18-3
03-3292-3631

本日は、浅草スカイツリー付近にある皮革屋『橋本商店』さんを訪問。
中国製などの皮革が低価格で販売されている中、イタリア製の良質
な皮革にこだわって販売をしています。
特に衣類用ラムレザーに力を入れているとの事。

そこで最近イタリアなどで流行している『ベジタブル』という手法で加
工した皮革を見せていただきました。

ベジタブルとは樹木や植物などから抽出した天然の渋で革をなめす方法
だとのこと。
ベジタブルというとつい「野菜？」と思ってしまいますが、植物という
意味合いが強いようですね。

表面がボコボコと自然の風合いが残っているのが特徴。
そして使いこむたびに色が変化し、味が出てくるのが魅力的です。
また、１００％土に還るということで、皮革界のエコ素材といった感じ
でしょうか。

雨雲に消えるスカイツリーを眺めながら浅草皮革問屋街を闊歩した
一日でした。

浅草といえば浅草寺といった観光地としてのイメージが強いですが、
皮革の問屋街としても実は有名な場所です。
そして、その問屋街の中にひっそりと存在する今戸神社、、、。

ここ、実は縁結びの神様として有名とのこと！
皮革屋さんに立ち寄った帰りについいつもお参りしてしまいます。

この神社はどこの街にでもあるような小さな神社です。
しかし毎日平日にも関わらず若い女性であふれています。

人気の秘密は『カップルの招き猫』にもあるようです。
本殿の中にも２匹、そして外にも二匹。また、絵馬（絵猫？）にも二匹。

なんともこだわりが見えます。
絵馬もまんまるで「かわいい！」といって購入される女性参拝者も多い
のではないでしょうか？

こういった絵馬やお守りでも神社の個性って表現できますし、やっぱり
こういったデザインって大切ですよね。
小さな神社ならなおさら話題にもなりやすいですね。

もちろん神事なので商売でやっているわけではない部分もあるかと思い
ますが、神社などに人があふれている光景は
やっぱり活気があふれていて魅力的に見えます。

年に数度、研究を兼ねて友人たちと作品撮りをしています。
今回のテーマはElizabeth（エリザベス）です。

中世の時代、エリザベス１世がグルりと一周首に飾りをつけていたのは
みなさん歴史の本などで見た事があるかと思います。
この飾り、とても興味がありました。動き辛いんじゃないかなと思うの
ですが、それが富や地位を持つものの象徴でもあったのでしょうか。

この飾りを現代風にアレンジし、撮影してみました。
透け感のある素材を使用し、軽い雰囲気に仕上げました。

いかがでしょうか？
歴史の中のファッションはいつの時代もアイデアの源になります。

staff:
photographer : Kenri ARAKI
hair : Yoshinori KAWAKITA ( van council ebisu)
make : Midori MATSUI